• テキストサイズ

3Z

第13章 13


…見てるよ

めっちゃ見てるよ!!!!

後ろからすごい視線感じるんだけど!

「銀八ィ。せっかく来てやったんだ。授業でもしたらどうだ」

高杉くんが真面目な意見を言う

何だかんだ高杉くんが来てくれたことは先生にとっても嬉しかったらしく、軽く咳払いをすると授業を始めた

ガンガンガンッ

銀八先生のだらけた授業の声とは別に、激しい音が聞こえてくる

先生は話すのをやめ、ため息をつく

「…高杉。いい加減やめてやれ。朱音涙目になってるから」

そう

先程から教室に響き渡る音は、高杉くんがあたしの椅子の裏を蹴っている音だった


/ 228ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp