第6章 6
「そういうお前はどうなんだよ。嫌いなモンねぇのかよ」
ギクッ
「あれー?なんか変な汗かいてるぜ?」
ニヤニヤした宮崎くんの顔が憎い
『…トマト』
「じゅうぶん子供じゃねェか!やーい、ガキ~!」
『う、うるさぁぁぁぁぁい!いいもん、トマトが無くたって困らないし!』
「ガキっぽい台詞だなぁ」
『なっ!?…わかった。今日のメニューはピーマンの肉詰めに決定』
「すんまっせェェェェェん!!!」
暫くの沈黙の後、あたしたちは笑いあった
そして他愛もない話をしながら一緒にご飯を食べる
後片付けも終わり、二人でテレビを見ていると、ふと宮崎くんが話し出す
「飯、ありがとな。…美味かった」
『…どういたしまして///』
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