第1章 1
教室に入った瞬間
凄まじい音と悲鳴が聞こえる
「あっ、それ私のウインナーネ!返すアル!」
「先に俺の朝飯取ったのはテメーだろうが。だいたいお前も朝飯食ったはずでさァ」
「テメーが食わせたのは俺の朝飯だろーがァァァァァ!」
…何、コレ
「お妙さん!お腹すいてませんか!?今日俺の昼飯バナナなんですが、いっぱい持って…」
ドゴッ
「あらやだ。こんなところにゴリラがいたわ、殺しましょうか、九ちゃん」
「妙ちゃんの手を汚すわけにはいかない。僕がやろう」
人は殴られ砲弾が飛んでいる
一言で言うとそう、カオスだ
「静かにしろ、てめーら。そしてヅラ。てめーはヅラを取れ」
「先生、取れません。訴えますよ」
「ちょっといい加減にしてくださいよ。転校生さん困ってるじゃないですか」
そう言って空気を戻してくれたのは眼鏡くんだった
「あー…そういやそうだったな。んじゃ転校生さん、よろしく」
何なの、この先生
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