第6章 6
『…宮崎くん、それご飯?』
「?そうだけど?」
かごの中は惣菜だらけだった
『自炊は?』
「そんなんしてねーよ。お金は親父がくれるし、めんどくせぇしよ」
『そんなんじゃ栄養偏っちゃうよ!成長期なんだから!』
宮崎くんは少し背が低い
「…今チビって思ったろ」
ギクッ
『おおお思ってないよ!?』
「…分かりやすい。いいんだよ、まあ最近は飽きてきたけどな」
『…あたし作ろうか?』
「は?」
『あたし料理わりと好きだし、一人分も二人分も変わらないし!おいしいか分かんないけど…』
…って
あたし何言ってんの!?
ただの迷惑じゃん!
そう思って宮崎くんを見る
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