第5章 5
「よし、準備も終わったからそろそろ行くぞ」
家をでて立石の部屋の前まで歩く
「あ、鍵が無かったな…神楽、立石の鞄かポケットから探し出してくれ」
「了解アル!」
「ちょ、ちょっと待て…」
「何だよ?銀ぱ…先生」
「ここが葉くん家で」
銀八が俺の部屋を指差す
「ここが朱音ちゃん家…?」
銀八が立石の部屋を指差す
「そうだけど」
「許さァァァァァァんんんんん!」
いきなり銀八が吼えた
「何だよそれ!こんな可愛い子と同じ時に転校してきてマンションが同じな上に部屋まで隣!?羨ましい限りだコノヤロー!」
「分かった!分かったから!頼むから静かにしてくれ!ご近所トラブルになっちまう!」
「きゃー。葉のえっちー」
「んだよ、総悟!そんなやる気のないちゃかしいれんじゃねぇ!」
「…フッ」
「最高にうぜぇよトシ!俺はお前のこと分かってるぞみてぇな顔やめてくれよ、腹立つから!」
今なら毎日毎日こいつらバカにツッコミを入れる新八の苦労が分かった気がする
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