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第5章 5


「「「「「…デケェ…」」」」」

「そうか?」

「葉、お前ェボンボンだったんか?」

「ちげーよ。つかそんなに驚くモンでもねーだろ?」

「ここまで立派なマンションに住んでるってことは俺ら一般人からしたら金持ちになりまさァ。一体両親は何の仕事してるんですかィ?」

「俺の両親も立石の父親も普通の経営会社で働いてるけど?あ、でも社長の次に偉いって言ってたな…今は立石んちの父親と海外で仕事してるよ」

「それは朱音も言ってたネ!」

そうこうしている間に部屋につく

「ちょっと待っててくれ。水とか薬とかいるだろ?取ってくる…っておい!何勝手に入ってんだよ!」

「へぇ、案外綺麗に使ってんじゃねぇか」

「男の子の部屋って感じアル!」

「はぁ…なんでお前ら上から目線なんだよ。ったく、汚すなよ」

と言った俺がバカだったわけで、こいつらにそんな注意は皆無だった

ものの数秒で喧嘩勃発

ふと気付けば散らかった部屋

銀八は勝手に冷蔵庫開けて夜食べようと思っていた俺のプリン食べてるし

…トシはマヨネーズもって帰ろうとしてるし

ドゴッ

激しい衝撃が頭を襲ったかと思うと、親父から初めて買ってもらったサッカーボールが転がっていた

「…いい加減にしろォォォォォォォォォ!」

シャウトした



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