第5章 5
まだ帰ろうとしない総悟たちを説得する先生
立石は眠ったまま
んーしょうがねぇ
「先生、立石の家は俺と同じマンションだから俺が運んでおく」
すると奴はいきなりキレた
「ふざけんじゃねぇっ!年頃の女子高生を野蛮な年頃の男と一緒に帰せるか!俺が送る!」
「…それはアンタだろ」
「違いますぅー。俺は先生だからいいんですぅー。先生の特権ですぅー」
「…鼻の下伸ばしてたくせに」
先生の顔が青くなる
それを聞いていた奴らが集まってくる
「銀ちゃん!それ本当アルか!?朱音は私のアル!」
「旦那、教師が生徒に手出すなんざ御法度ですぜィ」
「最低です。見損ないました」
「 終わったな、坂田先生!お妙さんに嫌われるっつーことは死んだほうがマシってことだ!はーっはっはっは!」
「じゃあ死んでくださる?」
「やめろ近藤さん。それにしても元から腐った奴だとは思っていたが」
「…汚れている」
「待て待て待てェェェェェェェェェェェェェ!誤解だ!なあ、葉くん!そうだよな!そうだと言ってくれェェェェ!」
トシたちの冷めた態度に耐えきれなくなった先生が懇願してくる
→