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第5章 5



葉side


今日は耳が痛い

静かに飯も食べれたモンじゃない

つーか高校生が堂々と酒飲んでんじゃねーよ

総悟とトシ悪酔いしてるし

立石も酔ってるし

先生の膝の上に乗ってるし

…セクハラじゃねーの、これ?

なんだかんだ甘いムード漂ってんじゃねぇか

親父から立石は難しい女と聞いていたけど、端から見れば普通の高校生じゃねーか

寝ちまってるし

…おい

…やばくね?

先生のヤツ鼻の下伸ばしてね?

そりゃそうか

女子高生が自分の膝の上で寝てるなんざ…

「先生」

声をかけると先生はビクッと肩を振るわせ、立石を抱きしめようとしていた手を慌てて引っ込める

「なななななななんだよ、葉!おおおお俺は何も…」

…慌てすぎだろ

「そろそろ時間だしさすがに高校生が遅くまで騒いで酒まで飲んでちゃまずい。解散しねーか?」

「そそそそうだな!ももももうそんな時間か!よーしてめーら!今日はもう帰りやがれ!」

冷や汗を流しながら周りに伝える

…つーか立石降ろしたらどうだ?


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