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3Z
第30章 30
高杉side
朱音の様子がおかしい
どうやら昨日抱き締めたことを意識してるみたいだ
そうだ
どんどん俺を見ろ
俺を意識しろ
そして
俺のものになれ
目が覚めたら放課後だった
気分が良かったためか、朝から夕方まで眠っていたようだ
空は冬独特の暗さを映していた
誰もいない教室
のはずだった
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