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第29章 29


朱音side

神楽を見送った後、あたしも帰ろうと下駄箱へ向かう

途中でトシたちと妙ちゃんたちに会った

他愛もなた話をしながら下駄箱を開けると何かが雪崩れてきた

『…チョコ?』

「 朱音さんへ… 朱音ちゃんへ…これ 朱音ちゃん宛のチョコレートよ」

妙ちゃんが落ちたチョコを拾って確認する

「女からのも男からのもありまさァ。ほとんどが女からですがねィ」

「男女を超えた愛か。さすが 朱音だ」

九ちゃんが訳の分からない尊敬の眼差しで見つめてきている

「俺らより多いんじゃね?」

トシが指差した方向には段ボールにの中に入った" 朱音ちゃんへ"と書かれた箱でいっぱいだった

『…あたしは女だあああああああああああああああああああああああああああ!』

あたしの叫び声は虚しく廊下に響いたのだった




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