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第29章 29



銀八side

教室に入る前から甘い匂いがぷんぷんしてくる

今日は生徒の奴らからたくさんチョコをただで貰える日だとしか認識していなかった

朱音に出会うまでは

こんなにも昨日寝れなかった日は無いわけで

朱音からチョコ貰えるだろうか等と考えたら正直少しビビった

「てめぇらさっさと席につけー。そして女子共は俺にチョコを献上しろー」

なんておどけてみたけれど内心バクバクなわけで

『はい、先生!ハッピーバレンタイン!』

と愛しの 朱音から笑顔付きで貰えた時はすっげェ嬉しかったわけで

「 朱音ちゃーん!先生 朱音ちゃんなら絶対くれると思ってたよー!」

『あはっ、もちろんですよ!』

「けど今度は俺だけに作ってな?」

『?』

聞こえないくらいボソッと放った言葉をきちんと 朱音に届けるのはもう少し経ってからにするよ



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