第27章 27
そして今、あたしは葉と共にみんなで星を見た公園にいる
それから5分
無言で葉の背中を見つめている
「朱音」
『はいいいいい!』
いきなり話しかけられたモノだったから、声が裏返ってしまった
「本当にごめん。俺どうかしてた」
『葉…』
「本当は毎日毎日飯作ってくれてること感謝してるし、今日だってみんなと鍋したかった。けど…俺の小さいつまんねェ感情であんなこと言っちまった。…ごめんな」
すごく苦しそうな表情をする葉
『ううん、それが聞けただけであたしは満足。…これからもご飯作っていい?』
「!もちろんだ!朱音がめんどくさくなった時は、俺が作ってやる!」
『あはは!葉に作れるわけ~?』
銀八先生の言った通り、葉はあたしのことを嫌いになったわけじゃなかったんだ
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