第24章 24
次の日
銀八先生と出掛けるはずだったが、もう昨日会わせたかった松陽先生と会ってしまったのと、急な職員会議のため予定は無くなった
昨日から葉の様子が気になったため、今日なら空いてると葉に伝えると、一緒に来てほしい所があると言われた
「朱音、葉元気ないアルな。何かあったアルか?」
放課後までの時間、確かに葉はおかしかった
何かに怯えているような
あたしは神楽の頭を軽くなでる
「大丈夫だよ。きっといつもの葉に戻ってくれるよ!」
ここであたしは気付く
神楽は葉が好きなんだ
なのにあたしがでしゃばってもいいのだろうか
…ううん、葉はあたしにとって大事な友達だもん
心配する権利はあるよね
あたしは"ごめん、神楽"と心の中で呟いた
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