• テキストサイズ

3Z

第23章 23



椅子を準備してやると朱音もそれに座った

松陽先生以外に俺が安心出来てしまう場所

それは朱音の隣

そんな二人を会わせてみたかった

そして予想通り、やっぱりここは安心する

「どうですか、晋助の学校の様子は」

『それはもうひどいです!学校に来てもいっつも携帯かそろばんか寝てるかで!それなのにテストの点はいいんですよ!ムカつきます!』

「てめェがバカなだけだろうがよ」

当たり前のようにこの空間が存在する

「女の子にバカはいけませんよ、晋助」

『そうだぞ、晋助!あははっ!』

この二人に名前を呼ばれるだけで、心にある黒いモノが流れていくような感覚に陥る

「あ、そうです。晋助、購買でジュースを買ってきてあげなさい。私のはいりませんから、朱音さんと晋助の分を」

パシリに使われるなんざ心底嫌だけど、先生の頼みなら、と身体を浮かせた


/ 228ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp