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第3章 3


そして朝のホームルームが始まる

いつもと同じように銀八先生のやる気の無い話を始めるはずだった

「先生!今日給料日アルな?朱音と葉の歓迎会するネ!」

「はぁぁぁぁぁぁぁ!?何で俺の給料でなんだよ!これは俺のだ!」

「珍しく意見が合うな、チャイナ娘。俺もそろそろ酒が飲みたくなってきたんでさァ」

「総吾、俺は焼き肉だな」

「バカか貴様らァ!武士たるもの質素に蕎麦だろうが!」

土方くんに続いて学級委員の桂くんが叫ぶ

「バカはてめーだ、ヅラ。武士っつー設定なんざねーよ。いい加減ヅラ取りやがれ。大体俺は奢らねーっつってんだ…」

銀八先生に向かってコンパスが一直線に飛び、黒板に刺さる

「行きますよね?」

「は…はい…」

妙ちゃんの放ったコンパスもこわかったが、今の黒いオーラが見える笑顔の方が怖い…

「きゃっほぉぉぉぉぉい!みんな、オシャレしてくるヨロシ!朱音、待ち合わせして行くネ!」

『分かった!じゃあ準備終わったら少し遊びに行こうか!』

朝からテンションの上がる話を聞いてからは、その日の学校はあっという間に過ぎ去っていった



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