第3章 3
朱音side
転校して数日がたった
辺りはだいぶ冷え込み、街行く人々の服も厚くなりはじめていた
『おはよーっ!』
バフッ
「おはよーアル、朱音!」
朝一番に抱き付いてきた…否、タックル並みに飛び込んできた神楽
『お、おはよう、神楽』
「うーす。さみィ…」
「おす、チャイナ、やっぱバカは寒くても元気なんだな」
「なんだヨ!やんのかヨ!表出ろヨ!」
沖田くんと土方くんがやって来て喧嘩が始まる
『おはよ、土方くん。相変わらずたね、あの二人』
「だな。後は俺を巻き込まねぇでくれりゃいいんだけどな」
いつもの光景である以上、あたしと土方くんの間に妙な連帯感が生まれる
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