第20章 20
「葉、お前のもあるぞ」
葉の親父さんが葉にも同じような紙切れを渡す
「サンキュ。アレ?枚数多いんだけど」
「お前の友達に渡しなさい」
はい!
ぜひその一枚を俺にください!
「先生にも、これを」
朱音の親父さんから紙切れを手渡される
それは先ほど神楽に渡したものと同じモノだった
「コレ…」
「先生みたいな人が朱音の担任で安心しました。どうかこれからもよろしくお願いします」
俺はたまらなく嬉しくなった
クリスマスに朱音と過ごせる
二人きりじゃないのは惜しいが、とにかく嬉しくなり、朱音に抱き着く
『キャッ!?』
「朱音ー!これでクリスマスも一緒だなァ!」
…
やっちまったァァァァ!
後ろから漫画みたく"ゴゴゴゴッ"って聞こえるんだけどォォ!
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