第20章 20
「どういてくれないか、葉君。私は今高杉君と話がしたいんだ」
親父さんも負けじと食い下がる
『ストップ!せっかく来たんだから授業見て行きなよ!そのために来たんでしょ?』
朱音の一言によって親父さんも高杉もようやく渋々ながら下がった
そして気まずいまま授業は過ぎていった
短縮授業ということもあり、あっという間に放課後
「朱音、ご飯でも食べに行こう」
授業が終わると早々に親父さんが話しかけてきた
…別にコレ俺目線じゃなくてよくね?
『ごめん、お父さん。これから神楽と買い物行くんだ』
親父さんが神楽を見る
「初めましてアル!私、朱音の親友の神楽ネ!」
親父さんは神楽をみて笑顔になる
「そうか!君が朱音の親友か!可愛らしい娘さんだ。朱音のこと、よろしく頼むよ」
「任せるヨロシ!」
「そうだ、クリスマスの日、ホテルを借りてクリスマスパーティをする予定なんだが、君も来ないかね?」
親父さんは懐からチケットらしきものを取り出して神楽に渡す
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