第20章 20
「いいんですか!?ありがとうございます!」
こちらこそありがとうございます!
まさかこんなに簡単に気に入られるなんざ思ってもみなかったぜ
何だかんだ朱音も嬉しそうだし
朱音に対する好感度も上がって一石二鳥じゃねェか
「ところで、高杉晋助ってのはどなただ?」
『晋助?晋助は…この人だよ?』
何で親父さんが高杉を知ってるのか知ったこっちゃねェが、すごくお怒りのようだ
葉を見ると高杉に口パクで"謝れ!"と言ってるように見える
「君が高杉君か。朱音と仲良くしてくれているようだね」
「…あぁ?」
高杉が相変わらずの態度で対応する
「すいまっせェェん!ほら、コイツもこの通りなんで!どうか許してやってくださいィィ!」」
葉がすさまじいスピードで高杉の頭を持って下におろした
「っ!?…テメェ…」
高杉の睨みもお構いなしに葉は続ける
→