第2章 私と城田真昼
「えー文化祭でやる喫茶店の係決めもあと衣装係を残すのみなんですが…」
教室中が騒ぎ始める
貴『真昼まだかなー…』机に伏せながら呟いた
今学校で文化祭の係決めをしているところで、もうかなりの時間がたってしまっていた
「裁縫なんかできないよー…」
「つーかこのクラスで誰か出来んの?」
貴『…このままじゃ決まんないよねー』
桜「真昼はー?真昼。あいつ一人暮らしで家事全般完璧よ?」
真昼の親友の桜哉が眠そうに手を挙げる
貴『立候補じゃないんだね…』
虎「真昼は料理隊長に決まったじゃんすでに試作中…」
貴『そうだよー桜哉。これ以上負担をかけると
いくら真昼でも倒れちゃうよー?』
「ガラッ!!」
勢いよくドアが開く音がした。
クッキーの様な香ばしい匂いとともに…