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【ツキプロ】篁志季と私の8日間

第1章 S


「しーくんの全て私にちょうだい」

「もっと」
志季さんは更に要求してくる。

「っあぁ」

もうダメ。志季さんが欲しくて欲しくてたまらない。

「はぁっあぁ。お願い。ちょうだい。しーくんのモノ、私の中に早く。」

「ふっ。仕方ないな。」
志季は得意げな顔をしてみせた。

そう言うと、早速志季はモノを取り出した。
唯愛がさっき舐めたからか、良いくらいに大きくなっていた。

「いれるぞ」

「しーくん。しーくんっっ。」

志季さんは私の中を突き破ってきた。
私は幸せだった。
志季さんが奥の方に来る度に幸せと快感が募っていった。

そして…。

志季は唯愛の中に全てを放った。

────────────────────

そこから記憶が無かった。
気づけば朝だった。

隣に志季の姿が見えた。

「おはよう。しーくん」

「ああ、おはよ。」

「昨日、私最後よく覚えてないんだよね。」
私は焦りながら話した。

「あの後は…お前は気持ちよさそうに眠っていった」

「そっか。」

「そういえば、風邪、ひいてないか?」

「大丈夫。」

「良かった」

「ねー。しーくん。」

「なんだ?」

「この幸せって、いつまで続くの?」

「…。俺も分からない。いつかは俺も事務所に戻らなければならない日がくる。」

「私達が、永遠に過ごせることは無いってこと?」

「…、なんとも言い難いが、多分そうだろうな。」

「しーくん。私、しーくんが居なきゃ駄目。しーくんが毎日気持ち良くしてくれなきゃ、私…」

そう言うと、志季は私の肩をそっと抱いた。

「大丈夫だ。もう少しの間は一緒に居れる。その間はいくらでも触れてあげる。本気だ。」

「本当…なの?」

「ああ。」

「でも、いつかは決めなきゃいけないでしょ?」

「わかってる。」

「私か、音楽か。」


もし志季が音楽を選んだら、
私はどうなるのだろうか。


「これだけは分かっていて。私はしーくんが居なきゃ駄目。そうさせたのはしーくんだから。」

私は、志季さんに責任を負わせた。
本当は負わせるつもりなんてなかった。

でも、本気で失うのが怖かった。
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