愛の唄 【Fate/GrandOrder 天草四郎】
第6章 愛の唄 Ⅴ
翌日、空いた時間に、天草四郎へメールを送った。クリスマス……ということは、24日だろうか。それとも、25日だろうか。正直、そんなことはどちらでも良かった。別に、一緒に過ごす恋人なんてものは、私にはいないのだし。栞のお礼は、メールに添えておいた。しかし、迷った挙げ句、お金のことはメールでは触れないことにした。文章にするには、スマートじゃない気がしたからだ。さらにその翌日に端末を見ると、彼から返信が来ていた。会う日は、25日で、夕方16時以降ならばいつでも都合が良いということだった。その日は丁度、私も仕事がオフだ。あの分教会を訪ねる前に、気の利いたお土産ぐらいは、買って行こう。