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【雑多】シリーズ短編【男主】

第2章 ハイキュー!!音駒で梟谷


「もしかしてなんだけど、この擬人化梟たちって…」

「うちのバレー部員がモデルです」

「マジか!じゃあ、謎な弱点が多い『ぼっくん』って木兎のこと?」

「なになに、俺のこと呼んだ〜?」

「はい。ちなみに『このたん』は木葉さん、『ひでよし』が猿杙さんです」

「赤葦、なんの話?なあ、秋月?」

「うわあ、このたん好きだったのにショック…Mr.器用貧乏かよ」


かわいい系の見た目を想像してたのに…口は悪いけど、そういう女の子梟かなって…。


「無視しないで!!」

「今、器用貧乏っつったヤツ誰だ!?」


あ、やっべ。
リアルこのたんに聞こえたみたい…って、どんだけ地獄耳なんだよ。


「木兎さんです」

「木兎ォお!!」

「あかーし!?」


何でもないことのように先輩に罪を押しつけた赤葦くんに、畏怖にも近い尊敬の念を覚えた。


「あ、ほらほら練習はじまるぞー。木葉にぼっくん頑張れ、赤葦くんも」

「はい、秋月さんもマネ業頑張ってください。また後で」

「ああ、また後でー」


手をヒラッと振って、足取り軽く音駒の皆のところへ戻った。


「赤葦くんすげえカッコいい!It's so cool!!」

「どうした筑流、いつも以上に様子がおかしいぞ」

「秋月が男をほめるなんて珍しいよな」

「うるせえ鉄郎。そりゃたまには男をほめたりもするって。ちなみにオレん中で男前No.1は夜久だから」

「そ、そうか」

「夜久さん照れてる!」

「しかしクールな男前っつったら、お前…大切な誰かを忘れちゃいませんか?」

「クロは論外」

「むしろ選外?」

「研磨、上手いこと韻踏んでんじゃねーよ。オラ練習はじめっぞ!」


ちょっと不機嫌になったクロに、顔を見合わせてからみんなで元気よく返事をしておいた。

音駒の情報あげるから、猫擬人化観察日誌物語とか書いてくんねーかな?赤葦くん。

そう思ったけど、研磨くんに負けず劣らず観察眼鋭そうで余計なことまでバレたら怖いので諦めた。

セッターって、みんなあんな感じなの?
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