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調査兵団は今日もまったりです

第10章 待ち望んだこの日


(……)



紅茶缶を握りしめ、ミケは足早にその場所へと向かっていた。

正確には、その人の元へ、と。




(カリン…)





自覚はしていた。

彼女は自分にとって特別な存在なのだと。



ただ、自分だけだと思っていた。

……一方通行な想いだと。



だがしかし、どうやらそうではなかったらしい。

そしてつい今し方、それが決定的となった。





(お前も同じ、なのか…?)










確かめたい。

匂いだけでなく、心の内を。



伝えたい。

匂いでではなく、直接、言葉で。




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