第6章 クリスマスの悪戯~これからもずっと~
自分の作品が書き終わり、
佐助から「それと、悪いけど、12月26日に本能寺跡地に来てくれ。
奇跡がもう一度待っている。
猿飛佐助(-□д□-)」
と連絡が入り、それぞれ本能寺跡地に向かう。
そして26日の夜。
ちぃーたん、chocola、苺まるけ3人がその場所に集まった…
「わぁ!!二人の作品読みました!!もう素敵すぎて…涙出そうです!!」
「ちぃーたんさんの家康は若くて、天邪鬼感たっぷりで、あぁー『家康だー♡』と一人浮かれてました…、しかも姫ちゃんの頑張る姿や、家康も姫ちゃんを求めるあのシーンは…」
「苺まるけ様のは…物語が凄く素敵で、しかも現代版で医者なんて…❤最後のあのシーンはもうもう❤あーもう素敵すぎて言葉が…!!」
「お待たせしました。」
以前のように、突然現れた、猿飛佐助。
だが、3人は話に盛り上がっていて佐助に気付く様子もなく…
佐助「コホン、盛り上がっているところ申し訳ないが、」
3人は佐助の登場に一瞬驚くも、淡々と話をする姿にとりあえず姿勢を正し、
「とりあえず、お三方、指令通りに作品を書いてくださり、ありがとうございます。」
「「「い、いえ………」」」
深々と頭を下げる佐助に、三人もつられて深々と頭を下げる。
「素敵な作品を書いて下さった三人に、一日遅れですが、俺からお礼も兼ねたクリスマスプレゼントを持ってきました。けどその前に………」
「「「その前に???」」」
眼鏡を中指で、クイっと押し上げると
「はい、とりあえず俺が予約したお店に行ってください。俺は先に行ってお待ちしております。」
ドロンと言って一瞬で消えた佐助。
そう言われ、3人は指定されたお店に行くと
「指定された席に座って下さい。答え合わせをします。」
3人「奇跡の答え合わせ?」
そう言って、佐助の眼鏡がキラっと光った。
そのお店はこじんまりして、暖炉の周りを囲うように辛子色のソファーが置かれ、葵紋が描かれた、ネームカードが座席に置かれていた。
佐助「此方でもう一度3人の作品を初めから読んで下さい。」
そう言われ、3人は用意されたIpadでそれぞれの作品を読んでいくと…