第4章 クリスマスパーティーと二人の逢瀬~
信長「構わん。これは駿を乗せてた馬だ。元々駿の為に用意した馬だからな。駿、一人で乗ってみろ。」
駿「おじい様!ありがとうございます!やったー!母上見て!」
駿は嬉しそうに馬に跨り母の方を見た。
「信長様・・・ありがとうございます。こんなに良くしてくださって。」
信長「当たり前だろ。俺の孫だ!さ、行くぞ。桜花はじいじと一緒に乗るからな。」
「子ども達の着替えは天主閣に運んでもらってるので。」
信長「心配はいらん。桜花の“プレゼント”は御殿に運ぶように言ってある。」
「えっ?そんなに凄いものですか?」
信長「可愛い孫の為だ、では行ってくる。」
駿・桜花「いってきまーす!」
「行ってらっしゃーい!気をつけてね!お利口にしてるのよ!」
駿・桜花「はぁーい!」
子ども達は歌恋に向かって、手を降りながらあっという間に姿が見えなくなった。
「さて、家康起こして出かける準備しないと!」
前日、お互いに夜遅かったが、自分が寝る時にはまだ褥に来ていなかった家康。
子ども達が起きる時にまだ寝ていた為、起こさずに自分だけで子ども達の見送りに来たのだった。