第4章 クリスマスパーティーと二人の逢瀬~
しばらくしてから…
政宗「さ、歌恋と俺の特性の【ケーキ】持ってきたぞ。」
「えっ?政宗?、三成君?」
大広間の襖から入ってきたのは『サンタクロース』と『トナカイ』の格好をした政宗と三成だった。
桜花「みちゅなりー!はなまっかー!」
駿「政宗にひげがついてる!母上!」
子ども達はサプライズで出てきた政宗サンタと、三成トナカイの登場に興奮していた。
家康「何なの?あれ・・・、まぁあいつにはあのくらいがお似合いだけど。」
三成「信長様からこれを着るように言われ一緒にこちらも(鼻に赤い玉を)着けてみましたが・・・、家康様やお子様達が喜んで頂いてるのなら良かったです。」
光秀「くくっ、いくら子どもの為と言え、あそこまでよくやるな・・・。」
政宗「俺からはケーキのプレゼントだ!三成!他の物を出してくれ。」
三成が政宗に言われ、白い大きな袋からいくつかの箱を取り出した。
三成「これとこの箱は駿様の物で、こちらの箱とこちらの袋は桜花様への“プレゼント”になります。こちらの箱は秀頼様(秀吉の子ども)のものです。」
駿「わぁ!父上!中を見ても良い?」
桜花「はやくっ!」
家康(はぁ・・・どんだけあるの・・・)
それなりに数ある贈り物を見てため息をつくも、子ども達のキラキラした顔を見て一言だけ。
「いいよ。」
そう言った。