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『3人の姫と3人の天邪鬼✱戦国夫婦Ver.♡』

第3章 大切な二つの贈り物~二つで一つ~


―その頃の家康は・・・

謀反を起こした大名たちの件が終わって間もないうちに安土のはずれの村で大雪が降り、その雪かきとけが人や病人の手当てが回らないからと、家臣たちを連れてきていた家康と秀吉。


家康「っくしょん!」
秀吉「なんだ?怪我人や病人を診るお前が風邪か?」
家康「いや、誰か噂してるだけだと思いますけど・・・。」

秀吉「それならいいが・・・。ほら、茶だ。こういう寒い日はあったかい茶を飲んで早く寝ろ」

家康「子どもじゃないんだから大丈夫ですよ。」



(噂してるのはどっちだろう・・・。まぁいいや。あと2日で帰るから。

雪かきと、けが人病人の手当てのめどがつき、隣の村の医者に状況も伝え、見ていくように話したから明日は特にやることないから念のための薬草を煎じたやつ飲んでとりあえず大人しくしていよう。)

そんなことを内心思いながら、安土に戻ったら歌恋と桜花の贈り物を取りに行きたい、どんな風になっているのか楽しみにしている家康だった。

秀吉「おい!家康、人の話聞いているのか?」

家康「あっすいません、考え事してたんで。心配には及びませんから」

秀吉「こら、家康!!人の話はだな…」

秀吉が何か言いかけているが、それを無視して家康は与えられた自分の部屋に入っていった。


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