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『3人の姫と3人の天邪鬼✱戦国夫婦Ver.♡』

第3章 大切な二つの贈り物~二つで一つ~


歌恋side

「ごめんね・・・政宗付き合わせちゃって。」
政宗「気にするな。家康に作りたい反物があったんだろ?良かったじゃないか?」
「うん。あの反物見た時にね、すごく今の家康にぴったりって。大人の色気?っていうのかな・・・そんな感じがして・・・」


駿の晴れ着と偶然同じ色合い。

まるで親子そろって着るためにその反物が置かれているかのようだった。

(偶然か、それとも必然か…それとも運命か…)
そんなことを想いながら、出来上がった時、家康が着ている姿が想像できた。




反物を抱えて歩く歌恋の瞳は遠くを見つめながらも、半ば一目惚れに近いその反物を大事そうに、満足した様子だった。

(久しぶりに見たな・・・この顔。何年経っても全然変わらないな。幸せそうなのもな。)

政宗は隣で今ここに居ない人の事を思って歩いている歌恋の横顔を見てふとそんなことを思いながら城へと戻った。

城へと戻ると家康も丁度出かけた所から戻ってきた所だった。

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