第8章 【聖夜の翡翠princess】最終幕※R18
久しぶりだからかな……
家康の手の動き、舌の動きに、いつもより敏感に反応する身体。
ショーツ一枚の姿。
もう、その下がトロトロになっているのが、嫌でも自覚する。だから、余計に私は先の熱を強請るように、ガラスに背中を預け、唇がどっちの唇がくっ付きすぎてわからなくなるぐらい、キスを繰り返す。
それと一緒に……
ブラの布越しに、ぷっくり主張をはじめた先端を擦られ……
「あっ、……」
焦れったい触れかたに、呼吸を乱せば、乱すほど、家康は興奮を抑えきれないように、ブラのホックを解き、ぷるんと露わになる膨らみに……恍惚とした眼差しを向け、吐息を一つ零す。
耳元で、息を軽く吹きかけられて……
「どうして欲しいの?」
甘く囁かれ、
舌先をぐちょりと差し込まれる。
じゅっ……ちゅく…。
脳の奥に響く快感。
「ココ、どうされたい?」
先端を一度ピンッと指で弾いた後、家康はわざと先端を避けて、円を描くようになぞり、ぺろぺろと耳淵を舐めて、私の言葉を急かす。
カリッと甘噛みされて、羞恥心を煽られ、薄っすら涙が浮かぶ中、上目遣いをして……
「たべ……て…///」
途切れた小さな声で……
「なら、その顔。もっと、見せて……」
おねだりをする。すると、家康は夢中になったように、舌先で、ちろちろとピンク色の先端を舐めはじめる。
「はぁ、っ……あぁ、っ…」
甘い快感という電流がピリピリとそこから、全身に痺れを走らせ、足が崩れ落ちないように頭にしがみ付き、背中を反らせて、はしたない声を止め処なく漏らす。
すると、視線が突き刺さり……
「はぁ、っ、…ん…そ、んなに……みちゃ、やだぁ……」
「全部、可愛いから。見たい。……もっと反応して」
「きゃっ…!」
家康は突然、ジャケットを脱ぎ、クッとネクタイを緩め、素早い動きでその場に屈むと、私の左脚をグイッと持ち上げた。
ま、待って!
今から何をされるのかが、何となく分かって抵抗するけど、突っ張った腕も下ろそうとする脚も、やんわりと止められ……
「大丈夫。後ろには見せない」
え……。
一瞬で力が抜ける。
薄暗くて、すっかり背後に銀世界が広がっていることを忘れていた。
その隙に、家康はショーツを横にズラす。