第1章 【奇跡のはじまり……】
そして、
本能寺跡に集まった三人。
最初は驚き顔を見合わせ、次に
何故か空気的に名刺交換が、始まり…
「は、初めまして!お間抜け者の苺まるけと申します!苺のお菓子で三食いけます!」
緊張しながら自己紹介。
そして、二人に貰った名刺をまじまじと見て、一人であたふたと焦りだす。
「え!ちぃーたんさん!?chocola☆彡さん!?本当に!?いつも素敵な書き込みありがとう!二人の作品!大ファンです!」
大興奮しそうになりながら、
手紙の主を待っていると・・・
どこからか突然、猿飛佐助と名乗る人物が現れ、三人の作者はとあるミッションを言い渡される。
「まず大事なお話をします。俺のとっておきの忍術で、家康公を三人にしました」
(え!?い、家康様が三人!?ど、どこどこどこにーっ!!!)
空気の読めない苺まるけは、完全に意識がそっちに集中。一人で不審な動きをしてキョロキョロする中、淡々と話は続く。
「それで、突然ですが、あなた達三人に、いつも小説を読んでくれている読者の姫達に、【徳川家康】とあなた達の三人の姫のお話しを書いて欲しい」
そして、佐助がふところから三通の手紙を出すと…
「どれか一通ずつ選んでください」
それぞれ、一通ずつ選んで、
佐助の手から手紙を取る。
「では、その手紙に書いてある内容でお話しをそれぞれ書いてください」
ドロンッ!
それだけを言い残し
どこかへまた消えた……