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イケメン戦国『3人の姫と3人の天邪鬼♡※現代』

第4章 【聖夜の翡翠princess】第一幕




温まってきた車内。
走り出す車……

外に見える電飾は、クリスマスの雰囲気を醸し出す以上に、華やかで、輝きに溢れる。

何年越しかの想い。
まだ、未完成の【プレゼント】
それを乗せて、ハンドルを回す。


小さい頃のイブの夜……。


雪みたいに綺麗な涙を零し、
震えていた小さな肩。


ガラスの靴じゃなく、ピンク色の靴。
首元に光る石。



流石に、空は飛べないけど。
これはサンタじゃなくて、
俺にしか、届けれない……



ーーいつか、俺がプレゼントする。

ーー……ほ、んと?

ーーだから、泣かないの。

ーーうんっ!



あれは、約束じゃなく誓い。
石に誓った。



(ひまりに……)



【princess story】を……。




ゆらゆら揺れるストラップ。
チリンと、小さな鈴が鳴る。
一番下に付いていた石は、ある理由から姿を消していた。




あの幼き頃の聖夜。
奇跡は既に始まっていた。




雪がチラつく……
婚約者としての明日の聖夜。

二人の想い、一人の少女。

家族、恩師、友人、幼馴染……

偶然と必然の……



【奇跡】と【……】もう一つ。



この、物語が届ける夢は……







〜聖夜の翡翠プリンセス〜
to be continued...
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