第10章 Chapter10
次の日
昨日アラネアの手伝いもあって無事に仕事が片付いた。
飛空挺で私達は、帝都の近くで降ろしてもらいそっからアーデンの車で移動中。
デパートの中へと入り駐車場で車を止めて、降りてデパートの中へと入る。
そうだ、三日目にはオルティシェに行ってウェリディングドレス見に行きたいなぁ。
当日にアーデンを驚かすのもいいなぁ。
アーデン「アリス着いたぞ水着売ってる階に」
考え込んでる場合じゃなかった。
そうだ今日は水着を買いに来たんだ。
エレベーターから降りて、女性の水着売り場に行く。
確実にアーデンは浮いてる。
周りの女性もヒソヒソと話してるし。
アリス「どれにしようかな」
気にしたら負けだよね。
周りからは、どんな目で見えてるのかな。
恋人同士に見えちゃったりして。
ワンピースタイプはいつも選んでる。
アーデン「これなんかどうだ?」
ズボンタイプで上下に分かれてるやつを選んだアーデン。
随分と露出の少ないの選んだなぁ。
紺色で地味に見えるけど。
アリス「地味じゃ」
アーデン「そう見えるよね? 実はこれ」
パラとめくると白のフリルのついた可愛いビキニの水着。
そっかみんなの前で、私が恥ずかしがると思って選んでくれた。
アリス「試着してみる」
アーデン「そうしておいで」
試着室で服を脱いで、着替えるビキニを着ると自分に似合ってるか不安とりあえず上も着てみなきゃ。
上もサイズはバッチリ。
水着を脱いで洋服に、着替えて試着室を出る。
アーデン「水着どうだった?」
アリス「バッチリだよ、ただビキニが似合ってるか不安」
アーデン「大丈夫、その為の上が付いてるんだしあの水着はアリスにはきっと似合うから大丈夫だよ」
そうだろうか?
アーデン「とりあえずお会計は俺がするから会計まで行こうか」
アリス「うん」
お会計口まで行くと、混んでいてしばらく待ちそう。
アーデン「さっきエレベーターで何を考え込んでいたの?」
先程エレベーターで考え込んでいた内容。
結婚式のウェリディングドレスのことだ。
言ってもいいのかか。
けれどもお金に関わることだし。
でもアーデンに出してもらってばかりなのは、申し訳ない気がする水着くらい自分で買おう。
アリス「それより水着自分で買う」