第9章 chapter9
車まで、アーデンがプロンプトをお姫様抱っこして後ろの席に乗せて私は助手席に乗る。
アリス「ねぇ? アーデン」
アーデン「何?」
まだ怒ってるのかな
アリス「ごめんなさい、一人でプロンプトを起き上がらそうとしてあんな展開になるとは思ってなかった」
黙ってしまった
プロンプトの家に着くとアーデンは、玄関に転がしとく。
車に戻ってきて、再び車を走らせる。
アーデン「俺さ別にアリスに謝ってほしいんじゃないんだ」
アリス「えっ? 怒ってるんじゃ」
アーデン「怒ってるかって? そりゃあ、プロンプトに体柔らかいねぇとかアリスの体を触られて怒らない男がいる?」
そこですか
アリス「でも、旅の時はハイタッチとかしてたよ」
アーデン「それは別、なんだろねぇ闇のモヤモヤする感情はさ」
闇のモヤモヤする感情? なにそれ。
アリス「一体何?」
とゆうか、インソムニア過ぎてるんですけど。
アリス「私の家過ぎてる」
アーデン「へぇ〜そうなんだ、じゃあさ俺の職場おいで」
わざとでしょ絶対
飛空挺に車を乗っけて、ついたのはジグナス要塞
別名 帝都グラネア
綺麗になってて、死骸なんていない。
エレベーターで乗り込んで廊下を歩くと、レイブスに会う。
レイブス「アリスここに来たのか? アーデン何故ここに連れてきた?」
アーデン「そりゃあ婚約者だから、関係者ってことで」
レイブスの横を通り過ぎる
私は追いかけて話しかける
アリス「婚約者だかここに連れてきたの?」
アーデン「ここに連れてきた理由ねぇ、まぁ俺の職場部屋につけば教えてあげるよ」
レイブスに言った理由じゃないの?
手のひらで開く認証セキュリティがドアの横についてる場所で立ち止まって、手をかざすアーデン。
手のひらで開く認証セキュリティの上にはインターホンがついてるしかもモニター付き。
アリス「ねぇこのモニターってアーデンの職場部屋に映るの?」
アーデン「そりゃあそうでしょ、誰かわかるようにね」
中に入ると本棚が左右にずらりと本が並んでる。
奥の方に机があって、その後ろは扉がある。
アーデン「ここが俺の仕事部屋」
デスクトップのパソコンが二つもある。