第2章 Chapter1
ノクト「ないわー」
グラディオ「グダグタ言ってねぇで、さっさと押せ」
プロンプト「俺もう疲れた、アリス変わって」
アリス「3分前に変わったばっか」
車のガソリンが切れて、みんなで押してハンマーヘッドに向かってる最中。
あと3キロぐらいかな。
交代をして一キロ押してプロンプトと変わる。
ハンマーヘッドの看板が見えてきて、ようやくひと段落つくと女の子が話しかけてきた。
シドニー「どれが王子?」
ノクト「俺だけど」
ノクトが立ち上がると、しばらく話したあとにレガリアを直さないといけないらしい。
時間もかかる。
ノクト達はバイトに行ってしまった。
私は留守番。
シドニー「ねぇ? 私はシドニーよろしくね」
明るくて気さくだなぁ。
アリス「私はアリス・ルーカスよろしくね」
シドニーはしばらく考え込むと、シド・ソフィアさんの元へ行くとラジオを持ってきた。
アリス「ラジオでも聞くの?」
シドニー「うん、暇つぶしにもなるしね」
ラジオからはDJの心地よい声が聞こえる。
ラジオ「ここで、緊急ニュースが入りました。 帝国である皇帝は宰相の婚約について、記者会見を行う模様です。 私帝国皇帝の側近の宰相に、婚約をしたことをお伝えします。 近日に宰相から詳しくお話しをします。
以上緊急ニュースをお伝えしました」
シドニー「へぇ〜ノクトに続いて、帝国も婚約発表ってめでたい話ばかりだね」
アリス「本当だね」
シドニー「でもさ、宰相の妻ってどんな人なんだろう」
綺麗な人には間違いないだろうね。
アリス「ルーナみたいに、可愛くて綺麗だよ」
シドニー「え〜! それだったら私アリスちゃんの方がルーナ様よりかわいいよ」
そんなことあるわけない。
アリス「シドニーあのね、これ」
私は洋服の中に隠してたネックレスを出す。
シドニー「大きな透明な綺麗な石だね」
アリス「うん、手紙も一緒にあったの。 最近両親の部屋の片付けしてたら出てきたんだ」
シドニー「手紙にはなんて?」
手紙内容
アリスへ
我が愛しい娘、将来の幸せを願い。
お父さんとお母さんは