第7章 chapter7
ここはどこ?
研究所?
二台のベット?
白い天井が見える
両手両足、体を固定されて腕には針が刺さってる
点滴だろうか?
点滴液を見上げると紫色
毒薬?
誰かの足音が聞こえる
横を見るとお父さんが眠ってる
私と同じ点滴をされてる
そしてペースメイカーがある。
左を向くと自分のペースメイカーも。
アーデン「調子はいかがかな、メアリーさん」
私に話しかけてるの?
アーデン「アリスちゃんは高校二年生で明日は、文化祭らしいねぇそして君たちの死ぬ日でもあるんだ」
勝手に口が動く。
メアリー「あの子は決して! アーデンあなたと結婚しないわ!」
アーデン「母親から反対されてるねぇ、父親はずーと寝たきりで喋らないメアリーはやっぱり並みの精神力じゃないねぇ」
アーデンは右手をパチンと鳴らすと電気が体を走る。
痛い!
息が荒くなる
それでも私は言う。
メアリー「アーデン私はあなたを化け物としてみてない、人としての優しい心を持ってると信じてる」
目を瞑る
いや、そこで意識が飛んだ。
暗闇の中
片隅に見えるのはアーデン
帽子を被ってる
アーデン「アリス君さ、母親の遺言知ってる?」
アリス「聞いてないから知らない」
アーデン「皇帝は言わなかったんだ、遺言はね」
近くなるアーデン
後ろに下がろうにも、身体が動かない。
アーデン「俺と結婚するなだってさ」
また消えるアーデン
光が見える
眩しい
グラディオの声?
グラディオ「アリスー!!」
目を開けると、真下にはノクト、グラディオ、イグニス、プロンプトがいた。
横にはアーデンがいる。
王の椅子に座ってる
アーデン「残念なお知らせです、ここ座りきたんでしょもう空いてないってさ」
ノクト「お前に座る資格はない、そこは王の椅子だ」
立ち上がって、アーデンは椅子の腰を据えるところに足を乗っけて言う。
アーデン「待ってたよノクト、待ちくたびれてイライラしたけどね」
ノクト達の方を向くと拳を作り言う。
アーデン「やっと王家の未来ごと潰せる」
グラディオ「積年の恨みってとこか」
プロンプト「執念ぶか」
イグニス「玉座にいるのか?」
ノクト「今つまみ出す、あそこは俺の椅子だ」