第7章 chapter7
敵が向かってきて、大きな剣が私に降りかかってくる。
武器召喚しなきゃ。
出ない。
どうしよう戦えない。
死ぬ
光がネックレスから離れる黒い光
ネックレスを取り出すと石が黒い色に光ってる。
死骸はどんどんと吸い込まれていく。
吸い込まれていなくなった。
アーデン「これは見事さすが、普段弱いモンスターを倒してただけあるね、ノクト達に同行してただけあるね」
振り返って言う。
アリス「この力は何?」
アーデン「死骸を取り込む能力さ、アリスの力とその石が今反応したそれで死骸を取り込み、大きな願い事を叶えられる」
何が目的なの?
私の願い事が叶うことなんて、アーデンにとってどうでもいい事なのに。
アリス「この世界を変えられる願い事は今は」
アーデン「今じゃこの船着場を元に戻すことしかできない、それに願ったらアリスが死ぬよ」
命を削る願い事
例えばこの船着場を元に戻しても、死骸が来て壊されてたら意味がない。
アーデン「さて、王都に行こうか」
アリス「うん」
暗闇中一台も車が走ってない。
周りは死骸だらけ。
大きな橋を渡ると、王都の近くに車を止めて歩き出すアーデン。
もうインソムニアはめちゃくちゃ。
アリス「ここまで酷くなってるなんて」
建物は崩れてて、いつ崩壊してもおかしくはない。
帝国兵が前にいる。
アーデンが歩き始めると、左右に退いて歩く道を作ってくれる。
きっとノクト達が来た時は攻撃される。
死骸を取り込み、歩くの繰り返し。
城にたどり着く頃には、大きな犬がいてアーデンは耳打ちをして言う。
アーデン「これを取り込んだら自由だ」
アーデンはそう言ってパチンと指を鳴らすと、私の手には日本刀が召喚されている。
アーデンは城の門の中に入って行き消えてしまった。
犬は私の方に向かってくる。
日本刀で前足を阻止をすると後ろの方に行ってしまう。
このままじゃ倒せない。
防御をする一方で、私は倒す方法を考えるので必死。