第1章 プロローグ
私は何を言われてもその後上の空。
イグニスの付き添いで、早退をした。
病院に行き、一年ぶりに見る両親。
変わらない。
穏やかな顔で、これが死んでるとは思わない。
二人が運ばれていく。
それについていく。
イグニスと私はひたすら沈黙のまま。
あれから学校休んで、3週間後。
葬式が始まって、花を棺に入れて火葬をする。
食事で、グラディオ、プロンプト、ノクトが喋りかけてくれたから私は、泣かずに済んだ。
家に帰ると、一人ぼっち。
門の前に誰かいる。
おじさんだろうか?
アリス「あの、この家に何か用でしょうか?」
セールスマンだったら留守だったら帰ってる。
???「君がアリス君かね?」
私は首を縦に振るう。
アリス「あなたは誰ですか?」
???「私イドアというものでね、君の母型の方従兄妹だそれで、私のね側近がね君を保護者として今後の生活を持ってくれるそうだ」
見ず知らずの、突然従兄妹だって言われても信じられないよ。
イドアと言う人は、私に家系図を渡してきた。
こんな重要な物を見せるなんて。
見ると、父と母の名前
家系図からこのイドアと言う人が、従兄妹なのは分かった。
アリス「従兄妹なのは分かりました」
どうして葬式には顔を出さなかったのだろうか。
アリス「どうして、葬式に顔を出さなかったのです」
イドア「私が今住んでるところが、遠い場所にあり準備にも時間がかかってしまいました。
遠い場所
王都以外出たことないから、分からないけど。
イドア「これにサインしてくれ、私は君の保護者としての契約書だ」
サインを求められて、急に涙が出てきて。
自分がサインをしたかはその後覚えていない。