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FF15 同時時期の婚約発表

第4章 chapter4


聞き慣れた足音が聞こえる。

アーデン「あれ? アリスは何で部屋に戻ってないのかな? それにレイブスと二人だけで話して俺嫉妬しちゃうなぁ〜」

立ち上がって後ろを振り返ると、アーデンは全然言ってる表情と違う面白そうな顔している。

レイブス「俺は部屋に戻る」

部屋戻って行ってしまった。

アーデンは私の前に来て振り返って言う。

アーデン「俺達も部屋に戻ろうか? 大切な話しがあるからね」

なんだろう? 大切な話しって。

部屋に戻るとアーデンは椅子に座り言う。

アーデン「俺の前に座って」

真正面の席に座るとアーデンは、屈み私の視線に合わせて言う表情が怖い敵と対峙したような顔。

アーデン「レイブスに何か言われた?」

いつもの声じゃない、暗い声だ。

俯いてしまう。

手が震えてる。

アーデン「何? 言えない内容?」

首を振るう。

アリス「婚約者としてこのままで良いのかって」

アーデン「ふ〜ん、じゃあさアリスに選択肢をさせてあげるよ」

顔を上げる。

さっきとは違って、明るい表情。

アリス「選択肢?」

アーデン「そう、選択肢。 明後日ノクティス達はこのオルテシェに来る、水神の儀式を行う」

それはわかってる、ノクトが来る目的はそれだもん。

ルーナにも会いに来る理由もあるけど。

アーデン「そこで、多分推測では住人を避難させるアリスはそれに加わって、帝国兵から逃げられたら婚約白紙に戻しても良い」

アリス「逃げられなかったら?」

アーデン「このまま俺の婚約者ってこと、それと水神の儀式に手を貸して帝国兵と対峙したりでもしたら、それでも失敗になって、白紙には戻らないからね」

アーデンは立ち上がる、私も立ち上がると部屋から出て行こうとする。

ドアノブに手をかけると思い出したかのように、振り返って言う。

アーデン「俺これから仕事の続きに、行って来るから一日中考えるといいよまたねアリス」

今度こそ部屋から出て行く。

ベッドに横になる。

考えろか。

避難して帝国兵から逃げて

婚約を白紙にするか

ノクト達の手伝いをするか

ノクトの手伝いをすれば、婚約白紙は無くなる。

仲間の役に立ちたい。

イグニス、グラディオには反対をされる。

逃げろと。

仲間が戦ってるのに自分だけ逃げるのは嫌。
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