第7章 執筆後の作者達
佐助から
【それと、悪いけど、12月26日に本能寺跡地に来てくれ。
奇跡がもう一度待っている。】
と連絡が入り、それぞれ本能寺跡地に向かう。
そして26日の夜。
ちぃーたん、chocola、苺まるけ三人がその場所に集まった…
「お、お久しぶりです!一日遅れですが、メリークリスマス!」
大ファンで大好きな書き手様に、また会えると思わなかったちぃーたん。
嬉しさのあまり頬がにやけていると
「お待たせしました。」
以前のように、突然現れた、猿飛佐助。
だが、三人は話に盛り上がっていて佐助に気付く様子もなく…
「コホン。盛り上がっているところ申し訳ないが……」
三人は佐助の登場に一瞬驚くも、淡々と話をする姿にとりあえず姿勢を正し、
「とりあえず、お三方、指令通りに作品を書いてくださり、ありがとうございます。」
「「「い、いえ………」」」
深々と頭を下げる佐助に、三人もつられて深々と頭を下げる。
「素敵な作品を書いて下さった三人に、一日遅れですが、俺からお礼も兼ねたクリスマスプレゼントを持ってきました。けどその前に………」
「「「その前に???」」」
眼鏡を中指で、クイっと押し上げると
「はい、とりあえず俺が予約したお店に行ってください。俺は先に行ってお待ちしております。」
ドロンと言って一瞬で消えた佐助。
そう言われ、三人は指定されたお店に行くと
「指定された席に座って下さい。答え合わせをします。」
「「「奇跡の答え合わせ?」」」
そう言って、佐助の眼鏡がキラっと光った。
そのお店はこじんまりして、暖炉の周りを囲うように辛子色のソファーが置かれ、葵紋が描かれた、ネームカードが座席に置かれていた。
「此方でもう一度三人の作品を初めから読んで下さい。」
そう言われ、三人は用意されたIpadでそれぞれの作品を読んでいくと…