第7章 執筆後の作者達
12月23日
ポチポチポチ………
「………よし、更新!っと……。はぁ~…書けたーーー!!」
スマホを机の上に置き、手を組んで腕をグーっと上に伸ばして、凝り固まった身体をほぐす。
「ふぅ~。なんとか使令の内容で書けたかな……。お二人のはどんな作品かな~♡」
作品を書ききった達成感。そして、憧れて大ファン二人の作品を、こんな話?それともこういう展開?と、勝手に想像して、ちぃーたんは浮かれていた。
「とりあえず……お茶でも飲むかな……あと、お菓子も……」
椅子から立ちあがり、お茶を淹れようとしたとき
ピロン♪
スマホのメールの着信音が鳴り、画面を操作すると……
「へ?佐助くん?……って、えぇぇ!?」
【とても素晴らしい作品だったよ。指令の通りに書いてくれて、ありがとう。
それと、悪いけど、12月26日に本能寺跡地に来てくれ。
奇跡がもう一度待っている。
猿飛佐助(-□д□-)】
「また、本能寺跡地?それより………投稿したの、ついさっきなんだけど……もう読んだの……?」
謎すぎて、何をどう突っ込んでいいのか……わからずにいるちぃーたん。
とりあえず、26日まで、待つことにした。
もう一度……奇跡を信じて………