第7章 執筆後の作者達
三人は読み始めると…
「まさか…あの事はこういうことだったのね?!」
「ウソでしょ??すごい偶然が重なりすぎる!!」
「こうやって繋がっているなんて…」
プレゼントの繋りに気づいた。
「でもね、書き始めているとね、なんとなくそれが浮かんできたの…」
「私も!!こんな感じのがあったらいいなって思ったの!!」
「わたしも家康ならこうするかなーって思ったの!!」
感動の台詞を各々言い合うと、佐助はコホンと一つ咳払いをして……
「盛り上がっているところ、すみません。俺は用を思い出したのでドロンさせてもらいます。」
「「「あ、すみません。」」」
「俺からのプレゼントはもうすぐ出てくると思うので…」
そう言うと、お店の人がふたをかぶせた“何か”を持ってきて、テーブルの上に置いた。
「……ケーキ?」
ふたを開けると…
家康の飾りが乗った、苺たっぷりの生クリームのホールケーキが出てきた。
「「「えっ!?」」」
い、家康しゃんが……の、乗ってるケーキだとぉーーーー!?
写、写メ撮りたい……♡
待ち受けにしたい……♡
「どうぞ…ケーキと作品話を堪能してください。では、これにてドロン。」
そう言うと、忽然と姿を消す佐助。
「「「家康しゃん♡///」」」
サンタ服を着た家康の飾りが乗ったケーキを、パシャパシャと写真に納め、ケーキを頂きながら、
「二人の家康しゃん、かっこよくて素敵です~♡ますます、家康しゃん愛が膨れました♡♡好きなシーンが……」
作品話に華を咲かせていた。
聖なる夜の奇跡……
『イケメン戦国』
そのなかでも一際【天邪鬼】に愛をそそぐ三人が
見事に夢のコラボを繋いだ。
~完~