第6章 戦国時代のX'mas ~二人の甘い朝~
チュッ
音をたてて、家康の唇が離れると、家康は持っていた写真を着替えの上に置き、陽菜の腰を掴んで自分の膝上に座らせる。
「今日は、何したい?」
「え?うーん……。あ!じゃあ、あの写真を入れる箱を買いに行こうよ!耳飾りと同じくらい大事にしたい!」
「いいよ。でも、その前に………」
「ん………ふ、ぁ…………はぁ……ん……」
口づけされて、すぐに舌が絡み、陽菜の身体がとろんと溶け始める。
「陽菜を頂いてからね。」
「………もう……///」
恥ずかしくて、家康の首に腕をまわして、家康の耳元で返事を言う。
「……いっぱい貰って…………///」
「っ…言われなくても…いっぱい貰うから……」
「んんっ……はぁ……ふ、ん……あ……」
後頭部に手をまわして、深い口づけをしながら、ゆっくり二人は褥に身体を沈め………
「……家康……ぁ……ん……」
「…はぁ………陽菜…っ」
昨夜の様に、愛しあう二人。心のなかで思うことは
「(ずっと家康のそばにいるよ…)」
「(陽菜のことは離さない…)」
メッセージと同じようなこと。
まだ口に出して言えはしないが、いつかは、口に出して伝えたい。
そう思いながら、二人は甘い朝を過ごした。
【戦国時代の家康公とX'mas ~完~】