第6章 戦国時代のX'mas ~二人の甘い朝~
「家康!こっちの写真貸して!家康はこっち持ってて!」
「は?なんで?」
「いいから!それでその写真を持って、ここにあてて!」
「は?……こう……?」
陽菜に言われた通りに写真を、ある部分にあてがう家康。
その姿をジーっと見て陽菜が思ったこと……
「(か、格好良すぎる……///)」
家康のためにあるのではないかと思うぐらい、写真に写っているものは家康に馴染んでいた。
「あ、あと、目………閉じて…」
「…………なんで」
「………駄目?」
陽菜の無意識の上目使い。これに弱い家康は、陽菜のお願いを聞き、ゆっくり目を閉じる。
家康が目を閉じたのを見て、陽菜は夜着姿だが、自分の身なりを簡単に整え……
持っていた写真を、ある部分にあてる。
ドキドキしながら、ゆっくりと家康の顔に、顔を近づけていき、唇が触れそうな距離になると、目を閉じて………
唇同士を触れあわせた。