第5章 戦国時代のX'mas ~二人っきりのX'mas~ ※R18
「本当だ。お姉ちゃんからのプレゼント、なんだろうね?御殿に着いたら見て、って言ってたけど……」
お姉ちゃんから貰ったクリスマスプレゼントを取りにいき、家康の横に座って、風呂敷包みを開けると、中に入っていたのは………
「あれ?さっき着てたサンタ服?」
持ち上げて、広げてみても、パーティーのときに着ていたのと全く一緒。これがクリスマスプレゼント?それとも間違って渡した?とかいろいろ考えていたら
「まだ何か入ってるけど……文みたいなの。」
言われて、家康の手を見ると
『陽菜へ』『家康さんへ』
と書かれた手紙が二通。
「家康にも?なんだろうね?」
「とりあえず、読んでみるしかないね。」
家康から私宛の手紙を受けとり、手紙を広げる。
「………!?」
な、何これ…!!!
思わず顔が赤くなって、家康の顔が見れない。
「陽菜?大丈夫?」
「っ!!だ、大丈夫!///ち、ちょっと待ってて!///」
そう言うと勢いよく立ち上がって、続きの間に入り、襖を閉める。