第4章 戦国時代のX'mas ~パーティー編~
「いっせーのーで……2!!……やったーー♪」
先に抜けたのは香菜。そして次が………
「3………上がりです。」
家康だった。
「「…………」」
残るは陽菜と秀吉。
「頑張れよ!陽菜。」
「秀吉さん、お願いですから負けてください。」
「なんでだよ!!」
陽菜を応援する、政宗と家康。
「ん~…秀吉さんと陽菜……どっち応援しよ…」
「お二人とも、頑張ってください!」
どちらも応援する、香菜と三成。
「賭けるか。どちらが勝つか。」
「いいですね。では、俺は陽菜に賭けましょう。」
「俺もだな。」
「俺も。」
「俺も。」
「おい!なんで誰も俺に賭けないんだ!!」
いつの間にか二人の勝負が賭け事の対象になっていた。
陽菜と秀吉も、火花を散らし………
「秀吉さん……いくよ………」
「いつでも来い!」
「2!!」
「0!!」
「1!!」
「1!!」
長々と続く数字の言い合い。
お互い、指を上げたり下げたり………
なかなか勝負が決まらない。
「0!!」
「2!!」
「1!!」
「2!!」
白熱した戦いが続き、勝ったものたちが見守る中……
「1!!!」
バっ!!
「「「「「「あ。」」」」」」
勝負が決まり、勝者は…………