第4章 戦国時代のX'mas ~パーティー編~
「………三成、なんで両方上げるんだよ。」
「すみません。家康様。お役にたてず申し訳ありません。」
「まぁまぁ、家康!!落ち着いて!次は私ですね!いっせーのーで……3!!」
バっ!!
「あっ!やった~♪あと片手~♪」
「何!?」
「ほう。貴様、やるな。」
「面白い…ククク…」
陽菜が当てたことで、武将たちの闘争心に火が着いた。
三巡目にして
「いっせーのーで……6…………上がりだ。」
「えー!!光秀さん、もう!?」
「光秀!信長様差し置いて、何さきに終わらせてんだ!」
「順番的に俺が先なのだから仕方あるまい。」
「猿、騒ぐな。勝負に集中しろ。」
「三巡目が入ったときに、全員が片手を降ろしていたから、次の数字を予測をたてれば……」
「面白くなってきやがった。」
「まぁ、あれを飲まなければいいわけだし。」
「「…………」」
たかがゲーム。だが、この光景は戦さながらの雰囲気。
なぜ、このゲームを提案してしまったのか……姉妹は早くも後悔していた……
そして、順番に上がっていき……
残るは秀吉、政宗、姉妹、家康の5人が残った。