第4章 戦国時代のX'mas ~パーティー編~
「貴様らが言っていた、『ぷれぜんと交換』はいつするのだ?」
「あ、じゃあそろそろ、プレゼント交換しましょうか?」
「そうだね!信長様!今、用意してきます!!」
姉妹は、プレゼント交換の準備をするからと、信長の元から離れ、続きの間にパタパタと向かった。
「「お待たせしましたーー♪」」
続きの間から、箱を持ってきて、そのなかに人数分の折られた紙が入っている。
「一人一枚ずつ取って、中に書かれている名前の人のプレゼントを貰います。」
「誰から貰えるかわからないのが、ドキドキですね!」
全員が順番に一枚ずつ取っていき、一人ずつ見ていくことになり
「じゃあ、まず私から開けますね~♪」
香菜が、折られた紙を広げると……
「えっと……あ!信長様のです!ほら!」
広げた紙には、しっかりと『信長様』と書かれていて、香菜が信長に近づくと
「ふむ。俺の『ぷれぜんと』か。ありがたく受けとれ。」
懐から取り出して、香菜の手のひらに乗せる。
「あっ!金米糖♪ありがとうございます!」
「うむ。礼なら口づけでいいぞ。」
「へ?…なっ!?///」
ニヤリと口角をあげ、香菜の唇を指でなぞると、瞬時に顔が赤くなった香菜を、秀吉がすぐに助けにいき、後ろから香菜を抱きしめる。