第4章 戦国時代のX'mas ~パーティー編~
家康たちが、料理を運んでいるうちに、ケーキも完成し、陽菜が盛り付けをして、ケーキも広間に運ばれ、料理が全て揃った。
「皆さん、これ被ってください♪」
香菜は続きの間から、風呂敷包みを取りにいくと、それを武将たちの前に広げる。
「クリスマスといえばサンタなので♪サンタ帽を作ってみました♪」
「わぁ!被りたーい♡」
香菜が取り出したのは、人数分の手作りサンタ帽。事前に全員の頭の幅を計らせてもらい、作ったのだった。全員に、サンタ帽を渡すと、今度は陽菜の手をとり
「陽菜はこっち♪」
「へ?なんで?」
「いいから、いいから♡皆さん、私たち、少し用意があるので、ちょっとだけ待っててください♪」
そう言って、続きの間に行く二人。
しばらくすると………
「もぉ、陽菜可愛い~♡♡」
「わっ!お姉ちゃん!く、苦し……」
姉妹の声が襖の向こうから聞こえ、スパンっ!と襖が開くと
「「メリークリスマーース!!」」
その二人の姿に全員が驚く。