第3章 戦国時代のX'mas ~準備編~
クリスマスパーティー開催が決まった数日後
「ここをこう折って、次に斜めに折って……最後にこの部分を切って、広げると……じゃあーん♪星の形になります!」
「へぇ…面白いじゃねーか。」
「一体、どのような仕掛けが……」
政宗と三成は、ハサミを使って出来た星に驚き…
「細い紙を繋げて、片方の端を結ぶようにして、それに角を合わせて折っていって、余った部分を中に折り込む……最後に窪ませて……はいっ!小さい星の完成!金米糖みたいでしょ?」
「むっ?金米糖だと?」
「信長様!今日の分は終わりですよ!」
信長と秀吉は、小さい金米糖みたいな星に驚き、手を動かしていく。
「これ、どのくらいの長さ作るんですか……」
「さぁな。詳しくはあの姉妹に聞け。」
光秀と家康は、パーティーの定番、輪っかを繋げるのを、ひたすら作っている。
「とりあえず、星はそれぞれ100個は作ってくださいね。」
「家康と光秀さんも、輪っかは広間いっぱいに飾るから、いっぱい作ってね。」
「「「「「「…………」」」」」」
冬に戦はないとはいえ、それでも忙しい武将たち。さすがに武将たちだけでは完成できないので、家臣、女中総動員で、飾り付けを作っていった。
用意するもの:クリスマスパーティーの飾り付け、完成。